きょうのできごと。

日々の戯言。 撮った写真とかの投げ込み場所。

2005-12

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「あらしのよるに」

 嵐の夜、ヤギの子供が山小屋に逃げ込んだ。
 小屋の片隅で雨風の音に耳をそばだて稲光に怯えて身を縮こませ、不安に震えながら過ごしていたヤギのメイは、また誰かがこの小屋に避難してきた事に気付く。
 互いの顔も見えないほどの暗闇の中、しかし会話できる相手が現れた事に安堵を覚えたが、それはメイだけの事ではなかった。相手もまた雷が苦手で、気を紛らわせられる話し相手の存在に救われているようだった。
 嵐がおさまり夜空に星がかがやきはじめると、それぞれの家に帰ることになったが、息投合したふたりは翌日この小屋の前で会いましょうと約束して別れる。今度会った時の合い言葉は「あらしのよるに」と決めて。
 翌日、小屋の前で顔を合わせたのはヤギとオオカミだった。メイとガブの秘密で奇妙な友情がここから紡がれていく――。


 よもや、タイトルが出るまでの数分の間で泣きそうになるなんて、思ってもみませんでした。作中ほかにも何度か泣きたくなった箇所があります。
 ガブが、おしりフリフリ歩くメイをみて美味しそうだと思う場面(予告にありますね)とか、くどいくらいに繰り返される場面が数ヶ所あって、もちょっとテンポ良く話を進めてくれても良いんじゃないかと思う事もありましたが、全体的に見て、いい感じの映画でした。
 風や雷に怯えて飛び跳ねる姿がコミカルで可愛い。この動き、ありえねぇと笑いつつも和みました。メイ、あれは感電してるんじゃないのか(汗)
 ガブ、あんなんでも目に表情があって凄いと思う。ただし、オオカミの群れに混じってると、時々どれがガブなのか、判らなくなる事があります(笑) ある程度の大きさで画面の中に収まってくれていると判るんですが。
 そして、色々と考えさせられる事もある作品でしたね。ツッコミも入れたくなりますが。

 そういえばチラシに刷り込まれた感想の中に『世界のあちこちでテロが頻発する現在、地球にも「あらし」が必要だと思ったのは、ぼくだけだろうか。』と言うのがありましたが…、さて、それはどうだろう?と私は思います。
「あらし」はキッカケに過ぎず、そこから奇跡の友情を育めたのは、あのふたりの個性があればこそだと思うからです。あの小屋に現れたのが"足を挫いた、雷の苦手なガブ"以外のオオカミだったなら、会話は成立しなかった気がしますし、翌日再会する約束までこぎつけたとして、会ってオオカミとヤギだと判った瞬間に、もう友達ではなく捕食者と獲物になっていたと思うのです。ヤギがメイじゃなかったら?と置き換えても、それは同じです。あれはメイだからこそ、ガブだからこそ、じゃないでしょうか。
 さて、テロの頻発するこの地球に、メイとガブは居るのでしょうか? だからといって、無理だろうと云う訳でも、努力もせず平和を諦めてよいという訳でもありませんが。


 さて、ネタバレ全開で感想いきます。未見の方はご注意あれ。
 * 語り倒してるので長いですよ、この感想… (^^;)

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早瀬

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