きょうのできごと。

日々の戯言。 撮った写真とかの投げ込み場所。

2017-06

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「あらしのよるに」

 嵐の夜、ヤギの子供が山小屋に逃げ込んだ。
 小屋の片隅で雨風の音に耳をそばだて稲光に怯えて身を縮こませ、不安に震えながら過ごしていたヤギのメイは、また誰かがこの小屋に避難してきた事に気付く。
 互いの顔も見えないほどの暗闇の中、しかし会話できる相手が現れた事に安堵を覚えたが、それはメイだけの事ではなかった。相手もまた雷が苦手で、気を紛らわせられる話し相手の存在に救われているようだった。
 嵐がおさまり夜空に星がかがやきはじめると、それぞれの家に帰ることになったが、息投合したふたりは翌日この小屋の前で会いましょうと約束して別れる。今度会った時の合い言葉は「あらしのよるに」と決めて。
 翌日、小屋の前で顔を合わせたのはヤギとオオカミだった。メイとガブの秘密で奇妙な友情がここから紡がれていく――。


 よもや、タイトルが出るまでの数分の間で泣きそうになるなんて、思ってもみませんでした。作中ほかにも何度か泣きたくなった箇所があります。
 ガブが、おしりフリフリ歩くメイをみて美味しそうだと思う場面(予告にありますね)とか、くどいくらいに繰り返される場面が数ヶ所あって、もちょっとテンポ良く話を進めてくれても良いんじゃないかと思う事もありましたが、全体的に見て、いい感じの映画でした。
 風や雷に怯えて飛び跳ねる姿がコミカルで可愛い。この動き、ありえねぇと笑いつつも和みました。メイ、あれは感電してるんじゃないのか(汗)
 ガブ、あんなんでも目に表情があって凄いと思う。ただし、オオカミの群れに混じってると、時々どれがガブなのか、判らなくなる事があります(笑) ある程度の大きさで画面の中に収まってくれていると判るんですが。
 そして、色々と考えさせられる事もある作品でしたね。ツッコミも入れたくなりますが。

 そういえばチラシに刷り込まれた感想の中に『世界のあちこちでテロが頻発する現在、地球にも「あらし」が必要だと思ったのは、ぼくだけだろうか。』と言うのがありましたが…、さて、それはどうだろう?と私は思います。
「あらし」はキッカケに過ぎず、そこから奇跡の友情を育めたのは、あのふたりの個性があればこそだと思うからです。あの小屋に現れたのが"足を挫いた、雷の苦手なガブ"以外のオオカミだったなら、会話は成立しなかった気がしますし、翌日再会する約束までこぎつけたとして、会ってオオカミとヤギだと判った瞬間に、もう友達ではなく捕食者と獲物になっていたと思うのです。ヤギがメイじゃなかったら?と置き換えても、それは同じです。あれはメイだからこそ、ガブだからこそ、じゃないでしょうか。
 さて、テロの頻発するこの地球に、メイとガブは居るのでしょうか? だからといって、無理だろうと云う訳でも、努力もせず平和を諦めてよいという訳でもありませんが。


 さて、ネタバレ全開で感想いきます。未見の方はご注意あれ。
 * 語り倒してるので長いですよ、この感想… (^^;)  
 
 
 しょっぱなから泣かされました。
 ヤギって、あの絵柄で性別判らないですよね(^^;) 見ていて、メイと…誰? と思ったんですが、メイの親だろうと判断して見守ります。
 狼が近付いてくるのに勘付いてメイに注意を促す姿は…お母さんかな? 無力な草食動物は怯えて逃げ惑い狩り立てられる、というイメージがあるんですが、この母(仮)は果敢に抵抗します。逃げていくメイに追いすがろうとする狼に気付いて、追いかけて割り込み庇い、あまつさえ反撃します。狼の耳を食いちぎり(?)目に傷をおわせました。あ、じゃあ、この狼がギロだな。それにしても子を護る母は逞しい…って、格好良すぎるよ、これはお父さんだったのかな? いや、若そうだし、案外お兄ちゃんか? そんな事を考えながら、必死で涙をこらえて事の経過を見守ってました。あれは母だったと後で判りますが。「実はお母さんは狼に殺されたんだよ」っておばあちゃんがメイに教えてますが、メイ、ショックでこの時の事を覚えてなかったのか?(メイ自身はその場面を見てないけど、狼に追われていた事は判ってるだろうし、母が自分を庇った事も、その母が戻ってこなかった事も判ってると思うんですが。それでも教えられるまで知らなかったんだろうか…。)狼と友達になってしまえるには、この事件は大きなハードルのはずだから、やっぱり無意識の内に記憶から締め出してたのかな。

 メイは、好奇心旺盛で自分の気持ちに真っ直ぐな子だと思います。ガブは、群れの中の落ちこぼれで馬鹿にされて育った孤独な子。本当は人懐っこくて他人との関わりや愛情に飢えてるような気がします。
 そんな二人が孤独で不安な闇の中で出会う。思い込みと言うのは、恐ろしくもあり有り難くもありますね。自分はヤギ(狼)だから、相手もヤギ(狼)だろうと思う。その事に疑いもしない。話しかけてくれるから嬉しい。答えてくれるから嬉しい。なんだか自分たちは似ているね、と、話せば話すほど、相手を知れば知るほど、親近感を持ってしまう。 闇はそれぞれの弱さとか本質もさらけ出させるから、本能的に本音を嗅ぎ分ける。親しみを持った相手を信頼してしまうし、相手が自分を安堵させてくれたという事実はなにものにも変え難い。
 ガブは、威圧的でもなく馬鹿にしているでもなく自分に話しかけてきて、しかも話しが途切れない、自分達は似ていますねと言ってくれる、そんな相手に出会えて、自分が癒されると感じたからこそ、友達になりたいと思ったんだろうな。そんな相手だったからこそ、実はヤギだったけど、それでも自分にとっては掛替えの無い大事な友達なんだと思えたんだろうな。
 小屋の前で再会した時に互いの正体を知って、驚きの…それはそれはなが?い間がありました。どこまで引っ張るの?!っちゅーくらい、長かった。複雑な思いが頭ん中をかけめぐってたんだろうなと思う。あるいは、思考停止してたか。
 次の場面では既に二人一緒で歩いてたけど、先に立ち直って声をかけたのは、きっとメイだろうなと思います。闇の中で信じられた相手だから、自分の気持ちに正直に、でもやっぱり驚きの滲んだ声を、今回もメイからかけたんだろうと。
 相手の正体に驚いたメイが咄嗟に逃げ出していたら、ガブも咄嗟に追いかけて、オオカミとヤギと云うある意味正しい関係に落ち着いていたと思うんですが、メイから信頼と好奇心と愛情のこもった声をかけられたら、ガブなんぞには抵抗出来ないと思います。この時の意外感と嬉しさがあるから、ガブはメイを護り続けようとする存在になったんじゃないかな。

 秘密の友達の事がそれぞれの種族にバレて、選んだ道が、ふたりで逃避行。
 まぁ、そう展開するだろうなと思った通りだったけど、それにしても…森の動物たちは物見高い連中ですな。応援してくれないどころか、所詮オオカミとヤギじゃあね・・・とか言ってる辺りがシビアです。誰も助けの手を差し伸べてくれない所に、この映画の甘くない部分を見ちゃった感じでした。

 夜中にこっそりお食事してきたガブに、今日は何匹殺したんですかと思わず冷たい声を掛けてしまうメイ。「私は嫌なんです」そりゃそうだろう。肉食種と草食種の違いがありありと出てしまって、やっぱりふたりは相容れない仲なのだと哀しくなってしまいましたが、仕方ないだろうと反論しながらも一歩引くガブの姿勢に胸が熱くなりました。ガブにとって、メイは本当に大切な存在になっているんだなぁと。メイも後できちんと謝るところが可愛い。

 雪山で遭難。雪洞ほって避難。メイの力は尽きかけガブ受難。
 自分を食べて生き延びてくれとメイは云うけど、ガブは一生懸命否定する。お腹は空いてないというガブの気持ちとは裏腹に腹が鳴る。とにかく鳴る。鳴る鳴る。それでも一生懸命否定するガブが健気で泣けました。
 っていうか、メイ。せめて…「わたしが死んだら、わたしを食べてガブは生き残って。この山の向こうの緑の森に連れていって」とかの言い方のほうがよかった。今すぐに、目を離した隙にでも死んでしまいそうだと云う状態ではなかったから、生きてるままで貪り食ってくれといってるように思える…。息を引き取る寸前に言われたら、ガブはメイの思い(遺言)を受け入れて泣きながらでも食べると思うんだけど…。約束したら、ガブは必ずはたすよね。
 相手を知ってしまった以上、なにより大切に思ってしまった以上、何も知らなかった昔に戻る事は出来ないですよね。それでもガブは、メイの願いを受け入れて外に出る。相手の事を知らなかったあの嵐の夜に戻ったつもりで、外から入ってきてメイをガブリと食べる、と。
 なんて約束をさせるんだよ、メイ。なんでそんな願いを受け入れちゃうんだよ、ガブ。無理だろ? もうメイを食べれないだろ?! と、辛い気持ちで見守ってましたが、うん、やっぱり無理だよな。外に出てあちこち雪を掘っているガブの姿に、小動物探してるのかと思ったら、草を探してる。この後に及んでもメイを第一に考えるガブの姿勢に目頭が熱くなりました。
 そして、こんな処までガブを追ってきているオオカミたちに脱帽。オオカミたちに対して挑戦の叫びを上げるガブの姿が、最高に格好良かったです。
あの雪崩に巻き込まれて、ガブも狼たちも死ななかったのが不思議ですが。
 ここでガブが死んでしまっていたら、世の中の厳しさを伝える作品とも受け取れたんですが、絵本から出た映画らしくハッピーエンドの方向で。

 目覚めたメイ、吹雪の止んだ外によろめき出ます。雪洞からあまり離れていないように思えるんですが――山の向こうにあると信じていた緑の森を発見します。喜びの声をあげ、…しかし、呼べども呼べどもガブは答えません。
 よろよろと森に踏み入ったメイ。春を謳歌するような鮮やかな緑の木々や柔らかな下草などとは裏腹に、そこを歩むメイの心の中は相変わらず凍てついた寂しい世界。一瞬、疲弊したメイの精神が見た幻が緑の森で、実際はやはり冬の最中なのかとも思ったけど、やっぱり凍てついた世界のほうがメイの精神でした。あるのは、ただガブを失ってしまった後悔だけ。
「あんなこと、言わなければよかった。言わなければわたしと一緒にいてくれたのに」(フロドがなんか同じような後悔していたよなぁ。でもフロドにはガンダルフの言葉(支え)があったよね。メイには無いから、その分余計に辛いなぁ… とか、ちょっと横道にそれたこと考えた私 ^^;)
 ところが、森から動物たちが凄い勢いで逃げてきます。「オオカミが来た!」
メイの目に生気が戻り精神から冬も追い払われます。丘の向こうにオオカミの姿。
 …私、雪崩にのまれる寸前までのガブvsオオカミたちをみていて、たまにガブとその他の見分けがつかなくなってたので、今回現れたオオカミも別物じゃないかと思ったんです。嬉し泣きで走ってくるメイとガシッと抱き合い感動の再会かと思いきや、予想どうりのアレじゃないですか。ほら、やっぱりそいつはガブじゃなかったんだよ…メイ。お前、ここまで来て食われちゃって良いのか? と思いました。ところがやっぱりそいつはガブだったんですが。
 記憶を無くしたガブが、メイを捕まえて食おうとする。でも、今日は満月だから、月を見ながら食おう――と、洞窟の中に捕らえたまま夜を待って見張っている。 満月だから、と言うのはいいわけで、本当はガブの本能がメイを認識して食い渋ってただけじゃないかと思います。だから、キッカケさえあれば、本能が記憶を呼び覚ましてくれる。「あらしのよるに(一応、反転)」という、最初のキッカケさえあれば。
この辺、巧い仕掛けだとも、ご都合主義だともとれてしまいますが。でもまぁ、ハッピーエンド目指してるんだし、甘くてもOKでしょう。
 ガブに記憶が奔流となって戻ってくる場面、今までの出来事がモノクロに変換されてるのは良いが… どうせなら、今までのヤツばっかりじゃなく、その時にスクリーンに映し出されなかった部分とかも混ぜてほしかったなぁと思います。この際にガブの語られなかった部分の思いとか苦悩とかをさ。

 無事に記憶を取り戻したガブ。メイと一緒に満月を眺めながら、ハッピーエンドと相成りました。


 ……本当に、ハッピーエンドなのか?
 この森の動物たちはオオカミを知っている。って事は、山のこちら側にも、やっぱりオオカミは住んでいるんです。
メイはどのオオカミから見ても美味そうなヤギらしいですが、『山を越えてやってきた余所者のオオカミが、美味そうなヤギを食うでもなく仲良くして護ってやっている』という噂も、そう時間もかからず広がることでしょう。
オオカミって一族意識が強いそうですが、そっちの一族に加わる訳でもないガブは、目の仇にされますよ、絶対。メイも思いっきり標的にされるんじゃないでしょうか。
 一難去ってまた一難…。ガブとメイの種族を超えた友情は、周囲からの理解を得られるまで(っつーか、得られるんでしょうか?) 苦闘の日々が続くような気がします。
 うん、でもまぁ、せっかく山を越えて新天地に着いたのだから、ふたりで幸せに過ごしてほしいと思います。
 どっちも良い嫁さん見つけて、家族ぐるみで和気藹々と付き合っていけたら良いのにね。って、流石にそれは無理か。
スポンサーサイト

コメント

すごい・・・

語ってますねぇ・・・(笑)でも、全部読ませていただきました!
確かにアニメだし、突っ込みどころは満載ですよね。
本当はガブが死んでしまうところで終わってしまう話だったらしいのですが、
やはり最後はハッピーエンドじゃなくちゃ、と、監督の意向で生き返ったらしいです(試写会の時に監督が言ってました)。
観る前にネタバレされて、ショックでした。
最初の頃のガブがメイを喰う喰わないのシーンはくどかったけど、
それだけガブの心の葛藤があったんだろうな、良く耐えたな、とガブを褒めてあげたい気持ちになりました。
最後に再会するメイとガブは・・・抱き合うのはおかしいですよね。
いくら月夜の夜に食べようと思ったにしても、メイに一撃くらい与えるでしょう、ガブ。
なんて、突っ込みもありつつ、おもしろいアニメでした。

いやぁ… 書き出したらキリがなくて(笑)

 長文読んで下さってありがとうございました、azumさん。
 実は見た直後に印象に残ってたのは、冒頭のシーンだけなんですが、思い出しながら感想書いてみると、不明瞭なところとかツッコミどころが満載だったせいか、語りどころも満載でした。
 あれ? 原作ってガブが死んじゃうんですか? 2冊目くらいまでしか立ち読みしてなかったので、それは知りませんでした。
でも確かに…見る前にネタばれされるとガックリきますね(^^;) 読む・読まない/聞く・聞かないを選択出来ない舞台挨拶とかは、その辺を考慮してくれないと厳しいものがあるなぁと思います。
 最後の再会、抱き合うというか、見てる最中は疑いもなく「オオカミが駆け寄ってくるメイを頭からガブリと食ってしまう」のだと思ってました、私。ガブ死んじゃったのに、メイまで死ぬのか… 努力の報われない厳しいお話だなぁとか思ってましたよ。
 それでもやっぱり、確かに面白いアニメでした。

TB有難うございました

TB&コメント有難うございました◎
感想、読ませていただきました!!すごくしっかり考察されていて、読み応えがありました!!
こちらからもTBさせていただきましたm(_ _)m

私も最初の1.2分ですでに泣きました。(あの始まりの戦いのシーンは絵本に書かれていない部分の挿入ですね)あそこが一番現実的な描写で、生存競争の厳しさを感じさせるので、入っていてすごく良いと思いましたよ(^^)しかし、「メイ覚えてなかったのか~!!?」とかツッコミどころは私も感じましたが(笑)人間で言う5歳くらいの頃とのことらしいですが、ぱっと見で今との年齢差がよく分からないから・・・。無意識に記憶から締め出していたのかな、という意見に、そうだなぁと私も思いました◎

「わたしが死んだら、わたしを食べてガブは生き残って。この山の向こうの緑の森に連れていって」・・・うおぉ!いい台詞ですね!!(>o<)!!うん。こっちの方が良いです!(そうですね、あの約束の取り付け方はありえないですよ、残酷だよ…。)そして死んだら泣きながら食べるのですね!死してなお一緒にいるという遺言か…最高です☆☆ぐっふ、そんな展開もありです☆(やっぱり悲劇好き)

記憶を取り戻すキッカケですが、そうですね、食っちゃいけないと本能で察して渋っていた感ですね◎ん~でも、台詞がキッカケになるのは、そうだろうなと思うのですが、「実際に食おうとして、でも食えねぇ!!」ってシーンも私的には見たかったかもとか思います(>u<)

確かに、森の生き物の情報伝達は恐るべきスピードで行われそうですね。ガブが生き残っていたのなら、他の狼達の生存も可能そうですし…、今後も多分、あそこが安住の地になるとは思えませんねぇ…。ずっと周囲との孤立は免れそうにないかもですね(^^;)
しかし、それでも、相手を選んだのだから頑張っていくのだと思います!!

・・・なんだか長くなってしまいましてすみません(^^;)
では、本当にTB&コメント有難うございました。
お邪魔しました、失礼します。

こちらこそ、

コメントとTBありがとうございます、Mパンさん(^^)

 冒頭の戦い、映画オリジナルとして掴みは秀逸でしたよね。弱肉強食の厳しい現実と、子を守り抜こうとする親の姿に、一気に物語の中に引き込まれました。こんなオオカミとヤギと云う関係なのに、どうやって友達になるんだろうかと。
…でも、この場面があったが為に「(ガブvsギロの戦いで)メイの母親の敵討ちがなかったのが不満」という感想を見かける事にもなったんでしょうね。ギロ自身がメイを見ても"あの時食おうとして食いそびれた子ヤギ"だと気付いてないので、仕方ないだろうと思いますが(^^;)

「私が死んだら~」
 悲劇好き的視点から見ると、こう云う展開には不謹慎ながらもドキドキしながらドラマを期待してしまいますよね。ハンカチ握り締めて準備はOK。さぁ思いっきり泣かしてくれ!と。

>「実際に食おうとして、でも食えねぇ!!」ってシーン
 あぁ、好いですねぇそんなシーンが差し挟まれていたりしたら。いや、なんだか目に浮かぶようです。
 満月が昇ってニヤリ。さぁ食うぞ~♪と大口開けてメイに近付くんだけど、何故かメイの顔の前で止まってしまう。何度食おうとしても、やっぱり噛みつく事が出来ない。噛みつこうとする角度を変えてみても駄目で、夜になるまで待ったせいでお腹はグーグー鳴りだすしまつ。それでもやっぱり食えない。
「なんで おいら、お前を食えないんだよぉ」とか押し殺した声が歯の間から漏れ出たら、メイが「なんで おいら オオカミなんだよぉ」と言うガブの科白思い出しちゃって、やっぱりこれはガブなんだと涙ポロポロ。訳も判らずガブもつられて涙ポロポロ。そんな事しているうちに記憶がオーバーラップして、思い出す。
こんな感じでしょうか(笑)
 それでもやっぱり『あらしのよるに』は、初めてお互いの姿を見た時に、あの時に約束を交わした相手なのだと見分けられるようにと二人で決めた自分達の合言葉。どうしても外せないキーワードなんだと思います。

 他の狼達、多分生き残ってると思います。最後の方で遠景の中を駈けてゆく狼の群れが映っていたので、ガブが生きていたのなら彼等もまた生きているんだろうなと、何となく納得してしまいました。
 ところで…私、あの冬山はわざわざ越えなくても、(山脈では無いようなので)山裾を迂回して遠回りすると反対側に出られそうな気がするんですが… それこそ気のせいなんでしょうか(;^^) 

 さて。他の方の考えを聞くのは楽しいので、長文のコメントも もちろん大歓迎ですよ(^^) 本当に、わざわざコメントくださってありがとうございました。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hayasenagaru.blog8.fc2.com/tb.php/192-d7799aff

 | HOME | 

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

早瀬

早瀬

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。