きょうのできごと。

日々の戯言。 撮った写真とかの投げ込み場所。

2017-10

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『コーラス』

 フランスの片田舎、とある寄宿学校のお話。
 親元を離れ寄宿舎で集団生活する子供達は、落ち着きが無く悪戯好きで反抗的。そんな子供達に対抗するように、校長は規律を厳しくし体罰を推奨し、常に生徒達と教師陣は対立していた。
 しかし、ある日赴任してきた舎監のマチュー先生と触れ合う内に、子供達は少しずつ心を開き始める。


 荒れた学校、非協力的な問題児達。歌と更正、喜びと自立心。
 と云うと、真っ先に頭に浮かんでくるのは「天使にラブソングを」なんですが、大雑把に見るとコレもそんな感じ。でも、あちらほどエネルギッシュではなく、ゆっくりと時のうねりの中で築かれていくマチュー先生と子供達の絆や、先生同士の連帯感など、じんわり染み込んで来るような温かさのあるストーリーでした。

 マチュー先生の大らかさと温かさが好いです。それに、子供たちが歌うという行為を通して、次第に活き活きと目を輝かしていく様が良い。

以下、ネタバレを含む感想になります。
 
 コンサート本番直前、指揮者のモランジュは母の訃報を聞く。
 葬儀の為に故郷に戻った彼の元に、懐かしい友が訪ねて来た。手に恩師の日記を携えて。


 出だしがこんなんだったので、ちょっと意表をつかれました。寄宿舎でマチュー先生と出会い、生き方を教わり人生を歩んできたその後の姿なんですね。先生の日記を通して、かつての自分たちを回想する形で物語りが進むので、全てを見終わって、後で再びこの出だしを思い出すと、じんわりと暖かいものが気持ちに込み上げてきます。先生が学校を去った後、本当に音楽学校に進み音楽を生涯の職に選んだんだなぁと。最終的に指揮者になっているのは、やっぱり先生の存在ゆえなんだろうなと思います。

 子供たちに合唱を教える先生。練習風景がなんだか懐かしかったです。小学生時代に合唱団に入ってた事があるんですが、そうそう そんな感じで練習してたなぁ、と(笑)

 映像的には、宿舎で眠る子供たちと、その向こうの部屋で何か書き物とか作業してる先生のシルエットがカーテンを下ろした窓越しに写っていて、とても暖かな雰囲気で好きでした。
「私には30人の子供がいます」だっけ? マチュー先生の子供たちに対する接し方を見ていると、本当に子供たちを其々に1人の人間として対面し、愛情深く見守っているよなぁと感心します。
 敢えてモランジュを合唱隊から外して歌うのを止めさせ、ソロのお前がいなくてもコーラスに問題は無いのだという態度を示した時、正直ドキリとしました。先生に対する信頼から離れかけた心をまた完全に閉ざしてしまうキッカケになってしまうし、ここで臍を曲げるとそのあと済し崩しに関係は悪化して、いざ許した時にもモランジュの心はもう先生に向かない、場合によっては事態を混乱させる為にわざと悪い方へ持って行くようになるんじゃないかと。実際は、許され必要とされた事の喜びを素直に現わしてましたが、…って事は、私が捻くれているのか(^^;) この辺りも、実際モランジュを信頼してその心の動きを把握推察できる懐の深さが先生にはあったと云うことなんでしょうね。

 子供たち皆の心をその手に救い上げていったのに、唯一1人だけ救われる事なく通り過ぎてしまった少年がいますね。途中から現れ、途中で退場してしまった更正施設からの問題児・モンダン。彼はその後どうなったんだろう…。寄宿学校を追い出される事になった原因は、結局冤罪だった訳で、でもあの展開からすると学校の火事はモンダンが原因だろうと思う。報復だったのかな…。でも、ある意味あの行動が学校と生徒達の開放に繋がっている訳で、なんとも因果な感じです。
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