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2017-11

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ドラゴンランス・夏の炎の竜 (全3巻)

 神々の父《カオス》は混沌と混乱そして無を愛し、秩序を嫌う。そんな訳で、彼は子供である三柱神達が生み出し見守る世界《クリン》を破壊し尽くすことにした。
 未知の脅威の出現に、ついには今まで敵対していた者同士、種族同士が手を結び立ち向かっていくが…。


 親世代・子世代入り乱れて世界存続のための戦いが続きます。
「夏の炎の竜」単品でも十分に楽しめるけど、これを読むなら、ぜひその前に「セカンドジュネレーション」を。前作は、今後の物語展開に関係なさそうな顔をしつつ、しっかりと伏線になってますし、子世代達の人物像や人物関係が把握できて、本作でよりいっそう身近に感じられます。

 以下、ネタばれ含む。  
 好きなエピソードの一つが、改装した宿屋の一角にある《レイストリンの部屋》の逸話。
 大魔法使いレイストリンの部屋があり彼のご利益があると噂を聞いた魔法使い達が、その宿屋に巡礼にやってくる。彼らはその場所を尊び捧げ物をしたりしていくが、実際のところそこはレイストリンの部屋ではなかったし、そもそも彼が住んでいた家でもない。――しかし、調べてみるとその部屋に当たる場所は、改装以前の時代にはフロアがあり、いつもレイストリンが好んで座っていた暖炉際の椅子のあった辺りと一致する。レイストリンとの繋がりは確かにあった――と云うもの。ちょっと鳥肌が立ちます。レイストリンの偉大さがじわじわと染み出すように伝わってくるし、キャラモンが昔から力無き者達のために力を尽くした弟の事を思い、これから《大審問》に挑みに行く魔法使い達に、彼への捧げ物(魔法の触媒など)を無償で貸し出してやる優しさにも嬉しさを覚える話でした。

 レイストリンといえば――やっぱり復活しましたね。本の紹介に「そのとき、《奈落》からはレイストリンの声が…」とか書かれているので、今か今かと待ち侘びてたんですが(笑)
 自己犠牲が楯となって《暗黒の女王》の呪いから護られているレイストリンは、《クリン》に戻ればその代償に自分の持つ魔法力を失う。あれほど力に固執した彼が、それでも甥のパリンを救う為に、力を失うと解っていながら《クリン》へ戻る。自分の全てを懸けた魔法力を失ってどれほど心許ないだろうかと思う。でも、より強力な魔法を修める為に蓄積していった知識もまた彼の力を成す一部なんだとつくづく思い知らされました。魔力を失ってなお、レイストリンは魔術師達に一目を置かれている。なおも他者の協力を得られるレイストリンって凄いなぁと素直に感嘆してしまいます。

 感想がレイストリン尽くしになってしまいそうですが(^^;)
 若手達ではやっぱりパリンとスティールに瞠目します。どうのこうの言って、良いコンビです。スティールほど熱血漢なのに冷徹で魂の気高さを感じさせる騎士も珍しいような。そして、タッスル。「タッスルおじさん」と呼ばれててびっくりしてしまいますが、確かに彼もそんな年だ…。年とっても、ケンダーは無垢で無邪気な子供のような心を持った種族なんですね。彼を見ているとなんとも和みますよ、苦笑しながらでも。 
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